AWS LambdaでKotlinのコードを動かす
Web APIを作ってみたいと思い、AWS Lambdaを触ってみました。PythonかNodeかJavaが使えるとのことだったので、自分が一番書きやすいKotlinで動かしてみるところまでやりました。
まだ詳しくわかっていない部分が多いので、動作したことのメモ書き程度。
確認した順番
- チュートリアルを見ながらNodeの
hello-world
のblueprintで動作確認。 - IntelliJでMavenプロジェクトでJavaファイルを作成して
mvn clean package
- IntelliJでGradleプロジェクトでJavaファイルを作成して
./gradlew clean assemble
- IntelliJでGradleプロジェクトでktファイルを作成して
./gradlew clean build
上記のようにやっていくことで、問題の切り分けを行いながら確認しました。
詰まったところ
[ERROR] The goal you specified requires a project to execute but there is no POM in this directory (/PATH/target). Please verify you invoked Maven from the correct directory. -> [Help 1]
[2]の確認で起きました。Mavenでpackageコマンドを入力して起きました。めちゃくちゃ単純なのですが、一度 mvn package
を実行して、成果物を確認するために target
に移動したのを忘れてました。。
プロジェクトルートでコマンドを実行しないとだめです。
"errorType": "class java.lang.ClassNotFoundException"
[4]の確認で起きました。 ./gradlew clean assemble
で生成した jar
をLambdaの管理画面からuploadして、testをしたら発生したエラーです。
build.gradleにkotlinを使うための記述が漏れてました。ktファイルを作成するだけではなく、必要な記述を追記しましょう。よく見たら生成されたjar
のファイルサイズがめちゃくちゃ小さいので気づけます。
必要な記述
Androidで使うように、同じように書いたら動きました。
- build.gradle
apply plugin: "java" apply plugin: "kotlin" version = '1.0' repositories { mavenCentral() } sourceSets { main.kotlin.srcDirs += 'src/main/kotlin' main.java.srcDirs += 'src/main/java' } dependencies { compile ( 'com.amazonaws:aws-lambda-java-core:1.1.0', 'com.amazonaws:aws-lambda-java-events:1.1.0', "org.jetbrains.kotlin:kotlin-stdlib:1.0.4" ) testCompile group: 'junit', name: 'junit', version: '4.11' } task buildZip(type: Zip) { from compileJava from processResources into('lib') { from configurations.runtime } } build.dependsOn buildZip buildscript { ext.kotlin_version = '1.0.4' repositories { mavenCentral() } dependencies { classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:$kotlin_version" } }
"errorType": "java.lang.NoClassDefFoundError"
[4]の確認で起きました。 ./gradlew clean assemble
で生成した jar
をLambdaの管理画面からuploadして、testをしたら発生したエラーです。
これが一番詰まりました。。どうやら、 ./gradlew clean assemble
で生成される jar
ではなく、 ./gradlew clean build
で生成される zip
の方じゃないとだめみたいです。
jarはbuild/libs
に生成されますが、zipはbuild/distributions
に生成されます。
試してみて
まだアプリから使うところや、実際に利用するようなWeb APIには全くなっていないですが、自分の選択肢を増やせて良いなと思ったところです。
今回の検証結果はこちら。
参考
ステップ 2: HelloWorld Lambda 関数を作成してコンソールを探る / AWS Lambda
AWS LambdaがJava対応したので簡単チュートリアル / Qiita
GenymotionにGooglePlayを入れるのが簡単になってた
以前もGenymotionでGooglePlayを動かせるようにする記事を書いたのですが、それよりも簡単な方法が、公式のQAで紹介されていました。
次のサイトから、zipファイルを落として起動しているGenymotionのEmulatorに入れるだけです。ファイルが一つで済むようになってました。
- Platformは
x86
を選択 - AndroidはGooglePlayを使えるようにしようとしているEmulatorのOSバージョンを選択
- Varientは
nano
を選択 - Downloadボタンを選択
ただし、Genymotionのバージョンが、 2.7.2以上 の必要があります。
時々失敗しますが、その場合はEmulatorを作り直して再度zipを入れるとうまくいきました。
参考
Shinjuku.aar第1回に参加した
Shinjuku.aarとは
Shinjuku.aarは、新宿界隈のAndroid技術者たちが 技術ネタで気軽にワイガヤできる コミュニティです。
発表ごとにディスカッションタイムを設けており、発表中の質問やツッコミも随時ウェルカム! さらに、ディスカッションが盛り上がるよう、発表者には参加者に向けた 問いかけを一つ入れるようお願いしています 。
もちろんその後は懇親会も用意しておりますので、思う存分ワイガヤしましょう!
http://shinjuku-aar.connpass.com/event/35434/
第1回で、新宿ということもあり参加してみました。
Few command line tools for help Android development
@tomorrowkeyさんの発表です。
www.slideshare.net
adbのコマンドと自作コマンドラインツールの紹介でした。 自分はapkの生成・配布以外はAndroid Studioでだいたい作業していたのですが、ビルドを途中で停止したり、アプリの設定を初期化したりなど、確かにAndroid Stuidoではなかなかやりにくいこともできるので、徐々に比率を移行していきたいなと思いました。
恥ずかしながらiTermのHotKeyを知らなかったのですが、設定すると切り替えが非常に楽で、移行に前向きになりました。
Chrome Custom Tabsを使いこなそう
自分の発表です。
会場ではChrome Custom Tabsを使っている人が思ったより少なかったです。 24.0.0からの機能の紹介で、知らなかったという声も上がっていたので一安心しました。
AutoValue for Easier Life
@Shaunkawano さんの発表です。
ボイラープレートを無くしていこう、ボイラープレートを書かないでいこう、という、決め事を掲げてチームで取り組むという姿勢が良いなと思いました。
AutoValueは知らなかったのですが、目的に即していると思いました。
DownloadProviderを改めて読む
@YusukeIwaki さん
資料は見つかりませんでした。。
Android標準のコンポーネントであるDownloadProviderの設計を、別の所でも使おうというお話。
雑感
会場の雰囲気作りとして、はじめに皆が自己紹介するという形式で、人数もそこまで多くなかったのでやりやすさはありました。 また10分の発表は初めてだったのですが、質問とかしながらしていく雰囲気もあり、時間があまるという感じにはなりませんでした。
他の発表者の方たちのスライドが皆英語のスライドで、デザイン性も高かったので次発表する機会があれば、英語でスライドを作ってみようと思いました。 英語で作ると、日本人以外でも見れるようになるし、スライドをただ読み上げることもなくなる気がします。