ディスプレイなしでRaspberry Piを動かす
目的
よくWebサービスで音楽を聴くので、それがラズパイでできれば省エネになるし、
本体の挙動を阻害しないなーと思ったので、試みました。
作業用PCからコマンドラインでWebサービスの音楽を変更したり、
スマホをリモコンにして同じことをするのがゴールです。
何回かに分けて、目的を達成させたいなと思います。
OS
sshで接続したいので、OPERATING SYSTEM IMAGESの方を選択します。
情報が多そうなRaspbian
にしました。
次のURLからダウンロードします。
SDマウント
SDカードのCLASSはなるべく高いほうがいいです。
読み書きの速度となるので、ケチらずいきましょう(と言っても手頃なもので済ませちゃいました。1000円、8GB、CLASS10)。
SDカードを挿して、次のコマンドを入力して、ファイルシステムの一覧を表示します。
$ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on /dev/disk1 233Gi 166Gi 66Gi 72% 43646492 17338850 72% / devfs 190Ki 190Ki 0Bi 100% 664 0 100% /dev map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /home /dev/disk5s1 7.4Gi 2.5Mi 7.4Gi 1% 0 0 100% /Volumes/NO NAME
8GBなので、一番下の/dev/disk5s1
がSDです。
対象を見つけたら、次のコマンドでアンマウントします。
$ sudo diskutil unmount /dev/disk5s1
IMAGE書き込み
上で調べた/dev/disk5s1
をそのままではなく、/dev/rdisk5
とし(最後のs1を削除し、頭にrをつける)、書き込みます。
数分かかるので気長に待つ。ここ間違えてて何度もやり直しました。。
if
はinput file
, of
はoutput file
です。
ダウンロードしたOS IMAGEのパスをif
で指定し、書き込むポジションをマウントしたパスにします。bs
オプションは一度に書き込むbyte数です。
公式で1m
が使われていました。
$ sudo dd if=/Users/USER_NAME/Downloads/2014-09-09-wheezy-raspbian.img of=/dev/rdisk5 bs=1m 3125+0 records in 3125+0 records out 3276800000 bytes transferred in 2302.839640 secs (1422939 bytes/sec)
- 結構時間がかかります。反応がないですが、コマンドが終わるまで待ちましょう。
Raspberry Pi接続
SDカード,有線LANを接続したのち、電源をつなぎます。
赤しか点灯しない場合は、IMAGEがうまく書き込めてない可能性があります。
ip確認
sshで接続するため、Raspberry Piのipを探します。
$ arp -a
Raspberry piが見つからなかった場合は、arp -a
で表示されるものは接続のキャッシュなので、10分後にコマンドを打って再確認すると良いかもしれません。
または、SDにIMAGEがうまく書き込めていない可能性があります。この辺りは非常に確認しにくいところです。
ssh接続
- 初期パスワードは
raspberry
です。今回は省略しましたが、変更しておくと良いです。 - 無事接続出来たら、コンフィグ画面を呼び出し、
Internationalisation Options
から
Locale
->ja_JP, UTF-8 UTF-8
,
Timezone
->Asia -> Tokyo
,
Keyboard Layout
->選択
と、お好みに変更します。
pi@raspberrypi ~ $ sudo raspi-config
- システムを最新の状態にします。
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get update pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get upgrade
- 編集用に
vim
を入れます。
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get install vim
ipアドレス固定
- 毎度調べるのは手間でしかないので、ipアドレスを固定させます。
pi@raspberrypi ~ $ sudo vi /etc/network/interfaces
次のように変更します。
x
は各自の環境にあったものを、y
には、固定したい数字を入力します。
#/etc/network/interfaces auto lo iface lo inet loopback #iface eth0 inet dhcp iface eth0 inet static address 192.168.x.y netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.x.1 allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet manual wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface default inet dhcp
編集後は再起動して、sshで接続できるか確認します。
// ラズパイ再起動。
pi@raspberrypi ~ $ sudo shutdown -r now
// 再起動するので接続可能になるまで少し時間がかかります。
$ ssh pi@192.168.x.y
無事接続できれば完了です!お疲れさまでした。
次回
音を出せればなぁと思います。
参考
Raspberry piをディスプレイ無しでセットアップしてみた / 一から勉強させてください( ̄ω ̄;)
RPi Easy SD Card Setup / Embedded Linux Wiki